「MOVIN’ OUT」
台詞のない、曲とダンスだけで、アメリカの若者の青春を描いた作品。
恋をし、ベトナム戦争に従軍し、迷い、立ち直る、その物語が、ビリー・ジョエルの音楽と、トワイラ・サープが振付けたダンスで、見事に表現されていました。
正味100分、激しくエネルギッシュに踊り続けるダンサーたちが、圧倒的迫力。(年をとったら、できないでしょう)
そして、ビリー・ジョエルの曲のストレートさ。
(歌詞の字幕付き)
舞台奥に作られた、2階とでもいうべき位置でバンドが演奏。
中央に、ピアノ&ヴォーカル。この配置も、面白いと思いました。
オペラは時々見ますが、
実質、ダンスが主体のミュージカルは初めてでしたね。
実は、急に誘われて行ったのです。
会場は、8割の入り。
オペラと違い、若い人の姿が多いのですが、
年配の夫婦や、おじさま、女性連れもけっこうたくさんいました。
ビリー・ジョエルのヒットナンバーに馴染んでいた人たちでしょうか。
(オペラの場合、若い観客はごく少数)
暑い日だったせいか、大体、服装はカジュアル。
着物も1人いましたが。
商売柄、会場内のセッティング、観客の数や風体、等々、
意識しなくても見てしまいます。
誘ってくれた友人は、娘さんが、
親が好みそうなジャンルのチケットを手配してくれたとか。
娘からの情報は、重要ですよ。
今の中年女性は、若い頃からロックに親しんでいます。
ビートルズ、ローリング・ストーンズは言うに及ばす、エルトン・ジョンやマドンナも聞きます。
今後、このジャンルへの集客が見込めるのではないでしょうか。
それにしても、オリジナル曲をつなげるだけで、ある時代、ある社会に生きた若者の人生を鮮やかに示すことができるとは。
こんなシンガーゾングライターが、日本にはいるのかなと、ふと、思いましたね。
いたら、教えてください。
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posted by 河上@マーケ at 20:56|
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